SKYMENU Class 2022 機能比べる・伝え合う
考えの揺れ動きを可視化する
ポジショニング
考えの「からみ」と「ゆらぎ」を可視化できる
ポジショニング機能
中川 一史 放送大学教授
2020年度から全面実施された小学校学習指導要領では、問題解決プロセスを授業のなかで具現化することの重要性が示されています。
私は、目的を持って論点を明確にし、児童生徒が話し合いを深めていくさまを「からみ」と呼び、その「からみ」を通じて自分の考えがゆさぶられることを「ゆらぎ」と呼んでいます。この「からみ」や「ゆらぎ」は、発言の活発な児童生徒であればわかりやすいが、なかなか発言できない子どもの様子は把握しにくいものです。また、一度発言を決定した後、途中で考えを変えたり迷ったりといった、「ゆらぎ」が起きている様子を見て取ることは非常に困難だといえます。
このような個々の状況を可視化し、全体で共有しながら問題解決に生かしていくことが、これからの「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、とても重要になると考えています。
SKYMENU Classを活用することで
- 各自が手元で入力できリアルタイムに反映される
- 活動中に考えが変われば何度でも再配置できる
- 考えの変化の履歴が残り振り返りに活用できる
マーカを自由に配置して自分の考えを示す
マーカをどの位置に置くかによって自分の考えを示します。各自が手元で入力するので、他人の意見に左右されず、自分の考えを回答できます。また、コメント欄に回答の理由や意見を入力できます。
全員の回答を重ねて表示し、考えを共有する
子どもたちが考えを共有できるように、全員の回答を表示することができます。自分とは異なる意見を参考にして、考えが変わったときには何度でもマーカを再配置することができ、その結果もリアルタイムに反映されます。
指定した範囲内のマーカをリスト表示
グループで話し合うときなどに、考えが似ている子どもをすぐに確認できます。
どんな過程で考えを変化させたのかを見る
分析対象となる時間を指定すると、その時間内にマーカが移動した軌跡を表示。子どもたちが、どのような過程で考えを変化させていったのかが、視覚的にわかります。
先生が、1人ひとりの考えの変化を把握
教員機では、全員分の画面を一覧で見られるだけでなく、マーカの移動量に応じた印を表示して、1人ひとりの考えの変化の大きさを把握したり、マーカの移動の軌跡を確認したりできます。
コメントに使われている言葉から、みんなの考え方を知る
コメントに使用されている言葉をランキング形式で抽出したり、検索したりできます。みんなが、どんな理由で結論に至ったのかを知るきっかけになるほか、同じ意見を持つ子どもを見つける手掛かりになります。